糖尿病全体から見れば少ない1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓のβ細胞が何らかの原因で破壊されて、インスリンが分泌できなくなるために起こります。β細胞が壊れる原因としては、「自己免疫反応」が考えられます。

免疫とは、ウイルスなどの体に有害な異物を攻撃して排除するように働く仕組みです。しかし、これが自分自身の細胞を攻撃するように働いてしまうことがあり、これを自己免疫と呼んでいます。

1型糖尿病は、日本の糖尿病全体からみるとごくわずかです。こと子供や若い人に多く発症し、進行が早く、中には昏睡状態に陥って初めて糖尿病であることに気がつくケースも少なくありません。

学童期の健康診断で尿糖がでていたり、急に体重が減ったなどの症状があったら、必ず検査を受けるようにしましょう。治療では、インスリンを注射で補うインスリン療法が欠かせません。適切に治療を続ければ、健康な人と同じように生活することができます。

1型の人は、一生自分の血糖値を自分で管理して自分でコントロールしていかなければなりませんから、血糖値測定器は不可欠だといえます。

測定の都度、数値とその増減の原因、たとえば食事の内容や運動の種類や時間などを記録しておくことが推奨されています。血糖値は測るたびに一喜一憂するものではなく、継続的に行うことによりその変化を把握することに意味があります。