糖尿病の合併症は怖い

糖尿病によって高血糖の状態が何年も続くと、やがて細い血管が傷つきやすくなったり、もろくなったりして、全身にさまざまな合併症が現れるようになります。

糖尿病に特徴的な慢性の合併症には、神経に栄養を送っている末梢血管に起こる「糖尿病性神経障害」、細い血管の障害が目の網膜に起こる「糖尿病性網膜症」、腎臓に起こる「糖尿病性腎症」があり、たとえば糖尿病性網膜症を放っておくと、失明してしまうことがあります。

また、糖尿病性神経障害が進むと、足の壊疽が起こって切断を余儀なくされることもあります。太い血管にも障害はおよび、動脈硬化が促進されます。動脈硬化は老化によっても起こる現象ですが、糖尿病があると悪化しやすいため、心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる病気を招きやすくなります。

合併症を防ぐには、具体的な症状がなくても生活改善などの治療を行うことが大切です。血糖値測定器は、自宅で簡単に血糖値を測れる器具です。穿刺部分を消毒し、針で血を出して、測定器で測るだけです。

使用上のコツのようなものとして、針を刺しても血液が出てこなかった場合、ついやってしまうのが、絞るようにして血液を出すことです。絞ってしまうと血液以外の体液が混じってしまうこともあり、正確な測定結果が得られません。穿刺前に血が出やすいように、温かくするか揉んでおきましょう。