糖尿病のタイプ

ひと口に糖尿病といってもいろいろなタイプに分かれ、その治療方法も違ってきます。糖尿病は血糖値をコントロールするのが一番のポイントであるため、血糖値測定器を自己所有される方も増えつつあります。

<2型糖尿病>

生活習慣が引き金となって起こるタイプで、日本人の糖尿病の大部分を占めています。中高年以降に多く見られますが、近年は子供にも増えています。糖尿病全体の85%がこの2型糖尿病です。

原因は親が糖尿病であるなどの遺伝的な素因に加え、肥満、食べ過ぎ、運動不足、ストレス、加齢、アルコールの飲み過ぎといった生活習慣が大きな原因となります。

治療法は、高血糖を招いている生活習慣を改善します。食事による摂取エネルギー量を制限し、運動を行うことで、インスリンの働きを改善します。生活習慣を改善しても血糖値が下がらない場合には、薬物療法を行います。

<1型糖尿病>

体内でインスリンが分泌されないタイプで、日本人にはとても少なく、そのほとんどは青年期に発症します。

何らかの原因で膵臓のβ細胞が破壊されていて、インスリンを作れないために起こるので、生活習慣は関係ありません。治療法は、体外から注射でインスリンを補う「インスリン療法」が必要になります。

<妊娠糖尿病>

妊娠をきっかけに発症した糖尿病や妊娠した後に発見された糖尿病で、妊娠や胎児に影響します。妊娠するとホルモンのバランスが変わり、その影響でインスリンの分泌が不足すると高血糖になります。

糖尿病と肥満

糖尿病を招きやすい要素のひとつに、肥満があります。実際に高血糖の人の多くは太り気味の傾向がありますが、それはなぜでしょう。

血液中のブドウ糖は全身のエネルギー源として利用されます。しかし、過食などによって糖質の摂取量が多すぎると、使いきれずに余ってしまいます。余ったブドウ糖は脂肪組織の中に中性脂肪として蓄えられます。この脂肪組織が必要以上に蓄積した状態が肥満なのです。

肥満になると、余っているブドウ糖を処理するために、膵臓はインスリンを多めに分泌しようとします。しかし、蓄積した脂肪細胞からは、インスリン受容体の働きを悪くする物質が分泌されます。そのため、ブドウ糖を十分に利用することができず、血糖値が高くなってしまいます。

高血糖になると、インスリン受容体の働きが低下しているため、脾臓は再びインスリンをたくさん分泌しようとします。このようにして高血糖がますます進み、悪循環に陥ってしまうのです。

血糖値測定器は、血糖値をコントロールする上で重要な役割を持ちます。どんな時に血糖値が上がるのかをしっかりと把握できるので、血糖値を上げる原因を取り除くことができます。

さらに、血糖値を下げる生活習慣を続けるための、後押しをしてくれます。血糖値を測ることで、結果が目に見えるので、継続しやすくなります。